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マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」

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商品情報

超優秀録音
話題騒然のマーラー・シリーズ第3弾
ゲルギエフ&ロンドン響による「夜の歌」

有無を言わせぬ強引なアプローチで話題騒然のゲルギエフ& LSOによるマーラー・シリーズの第3弾は、前日に行なわれた第5番につづいて連夜の公演となった第7番「夜の歌」。マーラーの交響曲のなかでもなぞめいた曲と云われる第7番は、じつはそのぶん個性ゆたかな録音の数々で知られる作品でもあります。筆頭に挙がるクレンペラーの冷徹演奏のほか、それぞれ方向性の異なる2種のライヴがあるテンシュテットが英国発というのも奇遇ですが、偉大な先人に肩を並べるほどゲルギエフ&LSOのライヴもまた十分個性の際立つ内容といってさしつかえないものです。全曲を通じての特徴は、第6番(LSO.0661)のケースと同様にかなり速めのテンポを採用していること。不気味な暗さで開始され、主部に入り追い詰められた気配を強めてゆく第1楽章。「地獄の踊り」(インディペンデント紙)と評されたスケルツォは「当夜における全曲の白眉」(ミュージカル・クリティシズム・ドットコム)。これを挟むふたつの夜曲は、快活なテンポで軍楽の要素が強調された第2楽章、やはりかねて思い描くよりも速く、ますます苦々しいパロディの印象を与える第4楽章のどちらも徹底して感傷を排した趣きとなっています。ついに神経症的アプローチのきわめつけは操状態で一気に駆け抜けてゆくフィナーレ。
「これ(ゲルギエフによるフィナーレのアプローチ)がまったくマーラーが意図するものであったかどうかは、わたしにははっきりと分かりません。けれども、終りまで疲れを知らない輝きに満ちたLSOの木管に力を与えられ、(フィナーレは)過激という以外の何ものでもなかった。」(インディペンデント紙)
なかには戸惑いをおぼえ拒絶する向きもあるいっぽうで、いったいなにをしでかすのか、先の読めないハラハラドキドキする感覚に中毒症状を起こすファンが続出という事態を迎えている、ゲルギエフ& LSOのマーラー・プロジェクト。いよいよ7月9日と10日には、シリーズ最後の録音にふさわしく名刹セント・ポール大聖堂での千人の交響曲ライヴを控えていますが、まだまだこのコンビの行方に目が離せそうにありません。

収録情報

曲目・内容

マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」第1楽章2047" - 第2楽章1343" - 第3楽章0907" - 第4楽章1145" - 第5楽章1613" (total 7200")

アーティスト(演奏・出演)

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団

レコーディング

録音:2008年3月7日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス

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